2007-01-01から1年間の記事一覧

「趣味は、就活です。」

今日は、 広告代理店の方にお話を伺った。 もともと、 広告業界には全く興味がなかったのだけど、 新たな就活仲間に 「広告向いてるんじゃない?」 と言われたのがきっかけ。 ≪広告代理店≫ ・メディア広告枠の売買を仲介して、 そのマージンを利益に成り立っ…

要は 回転の角度 不退転の覚悟

「それでも、俺は生き残るから」 目が覚めた。 就活のお話を伺ったときの、先輩の言葉。 石田衣良さんの『波のうえの魔術師』を読んで以来、 将来の選択肢の一つとして、金融業界を考え始めた。 労働の対価として給料をもらう代わりに、 リスクを負うことの…

展開から縮小、主軸強化へ

居酒屋やファミレス大手が、 店舗の種類の絞り込みを進めているそうで。 具体的には、 ワタミが焼肉店から撤退、 すかいらーくがビルディをガストに転換。 過当競争で採算の取れない事業を整理したわけです。 これを読み替えてみると、 戦いの場としての視点…

仲良しなのに いじわる

心と身体良しとすることが正反対ならば心が求めるものを身体が拒否しても仕方が無いさと諦める覚悟はある あの飛行船を想った その中は弾力性のある気体のような軽さの液体で満たされ おそらく今はその中を漂っているのだと 自然と涙が零れてきた その水色が…

騙れ

宙に浮いた前提から始まるなら完全な論理も何てことはない全てが虚構だから 一方で地に足の着いた前提から始まる物語は混乱に足る曖昧さを孕む境界線など在って無いようなもの

目盛りを超えて

「人間が未成年の状態にあるのは、理性がないからではなく、 他人の指示を仰がないと、自分の理性を使う勇気も決意ももてないからなのだ。 だから人間はみずからの責任において、 未成年の状態にとどまっていることになる。」 ―――カント『啓蒙とは何か』 知…

world end

さぁてそんな君には自己弁護の意図を以てこれを薦めようではないか 僕がどういう想いで不安定に安定を求め身を削ぐように進むのか少しは理解する気になってくれるかもしれない 繊細な感覚を持つ君はそんな傲慢さにすぐ気付いて解り合おうなんて更々思わない…

坂道小道

「あの坂道を 僕は一人で歩いた 遠い君の背をかすむ僕の影法師 大丈夫 大丈夫と ぼやけた太陽 少し伸びた髪をかき上げたら 窓を流れる」 ―――くるり『坂道』 菊坂。 金魚坂。 坂道小道は心を穏やかにする。 あの坂道は、故郷へと続く坂道。 そんな想像が広が…

夢を忘れる

「歌がそこに在るから歌うんだ」 感覚を開くというのはいいものを沢山感じられるということと同時に不快なものも沢山入ってくるということ 世界は常にそこに在るあたりまえの風 あたりまえの夕日 感覚を開くと世界が雪崩れ込んできて自分なんてものは すぐに…

ぽたっ

イメージしたら指先から文字が零れそうな気さえする 言いたいことなら沢山あるさ投げかけたら吸い込まれそうで慌てて言葉をうやむやに散らしたさ 不安定の中に安定を求めるそれこそ内包した自己矛盾で その奇妙なバランスから言葉が溢れてくるから 敢えて零…

紙の器

大きな器を紙一面に描いて両手で高く掲げてみる 紙だからとても軽くてこれは便利だと思った でも所詮 紙だから水を注ぐと染みるし平面的だから物を乗せることもできない 高く掲げてきた それは案の定 役立たずで 滲んだ輪郭の使い物にならない器を手に 途方…

偲ばせた華

朽ちかけた華が 放つ香りは 鮮やかで重くて 息を吸い込んだ途端 胸が苦しくなった 存在感を 訴え続けようとする そのしぶとさが 強くも果無く 体の奥の 裏側に纏わり付いて うざったくも愛しくもある

夢に堕ちる

突然 始まる恋のように 一瞬で夢に堕ちる 眠れない夜 誰か 夢に堕として 蜃気楼かな? 夢のような日々だった やたら美しい 気がついたら 登場人物の関係図から 私の名前だけが無くなっていた ストーリーは 私を取り残して進んでいく 二つの事実の断片が 現実…

喪失感を制御する

「そう。殺すってことはですねえ、相手から奪うことではなくてですねえ、相手に与えることだって、そう考えることですよお、はい」(P30) 日常と非日常。その境界は曖昧で、非日常は日常の延長線上にある。では、その境界線はどこにあるのか。日常と非日常…