2007-05-11 紙の器 大きな器を紙一面に描いて両手で高く掲げてみる 紙だからとても軽くてこれは便利だと思った でも所詮 紙だから水を注ぐと染みるし平面的だから物を乗せることもできない 高く掲げてきた それは案の定 役立たずで 滲んだ輪郭の使い物にならない器を手に 途方にくれるのは誰でもない 自分自身だった