ぽたっ

イメージしたら

指先から文字が零れそうな気さえする


言いたいことなら沢山あるさ

投げかけたら吸い込まれそうで

慌てて言葉をうやむやに散らしたさ


不安定の中に安定を求める

それこそ内包した自己矛盾で


その奇妙なバランスから言葉が溢れてくるから


敢えて零れるがままに任せてみたさ


隙の無い安定した器からは

言葉も零れるはずなんてないから


だから敢えて

不安定の安定を求めたのかもしれない