坂道小道

  「あの坂道を 僕は一人で歩いた

   遠い君の背をかすむ僕の影法師

   大丈夫 大丈夫と ぼやけた太陽

   少し伸びた髪をかき上げたら 窓を流れる」


               ―――くるり『坂道』


菊坂。

金魚坂。

坂道小道は心を穏やかにする。

あの坂道は、故郷へと続く坂道。

そんな想像が広がるせいかもしれない。


   「つぎつぎと・なりゆく・いきおいに任せて」


私の文体はこれだ!と思った。

気分が優れている日だったら、

きっともっと得られるものがあったんだろうな。

なんだか今日は調子が悪い。


調子が悪いだけではなくて、

空間構成が合わなかったんだ、多分。

余白がもっと必要だよ。


   淡い色彩、

   いたずらな視線、

   光の空間を、

   独り占め。


   ずしっと重く、

   不気味ながらも、

   母性をくすぐる眼差し。


最近は、奇妙なバランスの上にあるものに心惹かれる。




行ってきました☆

 ・トーキョーワンダーサイト本郷
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